習字について わからないことは ありませんか?
Q&A
※この「Q&A」の内容は、下記のホームページを参考にしています。
質問内容によっては、習字教室の指導者により、見解が分かれるものもありますので、
一部私見が入ることをお許しくださいませ。
詳細については、最寄りの習字教室の指導者に相談されることをお勧めします。
http://www6.ocn.ne.jp/~kumin2/
初級編(初めて習字を習われる方)
Q 「日本習字教室」と他教室とのちがいは?
A 財団法人 日本習字教育財団は、「正しい美しい愛の習字」を理念としており、全国には約1万の教室があります。
他の書道団体には、芸術性の強い教室もありますが、日本習字教室は学校教育に沿った習字を指導しています。
Q 習字は、何歳から習うのが1番良いでしょうか??
A 小学校では、3年生から毛筆習字が始まりますので、その準備として2年生(7歳)から習い始めると効果的です。
とは言っても、興味を持つ時期には個人差もありますので、「習いたい」と思った時からでよいと私は考えます。
「和翠習字教室」でも、環境が整い次第、小中学部の指導を開始する予定です。
Q 習字は、正座して書かなければいけないでしょうか??
A 基本的には、正座して書く方が、学習時に場所を取らないのと、条幅を書く時に書きやすいので、できるだけ
この方法で書くことをお勧めします。但し、足がしびれて正座が苦手な方は、かえって集中して書けなくなると
思います。無理にとは言いませんので、どうぞおっしゃって下さい。高座スペースも用意したいと思います。
Q 月謝は、いくらでしょうか??
A 「和翠習字教室」では、成人部3,500円です。小中学部開始の際は、他の日本習字教室の価格設定も参考に
して、若干安めに考えたいと思います。また、月謝の他に「財団法人 日本習字教育財団」への入会金や会費が
別途かかります。成人部の場合、入会金2,000円、会費1年分13,200円、または半年分7,200円
を入会時にご持参下さい。
Q 用具は、必ず新調しなければいけないでしょうか??
A 基本的には、お手持ちまたは使い慣れた用具でよいと思います。段級位が上がるにつれて、さらに良質の筆を
使いたくなった場合は、日本習字推奨の用具を斡旋したいと思います。また、成人部や小中学部の毎月最終週に
作品提出する場合の半紙は、必ず日本習字指定の「検定半紙」で提出することになっております。あらかじめ、
教室で購入することになります。(用紙の種類によっても異なるが、一般的な「検定半紙」は、100枚で約420円。)
Q 習字をした後に筆を必ず洗わなければいけないでしょうか??
A 基本的には、墨液のついた筆を放置すると、固まってしまうので、必ず水洗いが必要です。使用後に、反故紙で筆に
残った墨を拭き取ってから、水道の蛇口の下で筆の穂先を下に水を静かに流しながら洗うか、バケツに汲んだ水で洗うのが
一般的です。「和翠習字教室」では、水道水で直接洗う方式で統一したいと思います。洗った後は、反故紙で水分を
拭き取り、筆の紐を利用して筆掛けに吊り下げて乾かします。
Q 1回にどのぐらい練習すればよいでしょうか??
A 人が集中できる時間には、限界があります。成人では1時間、小中学生は30分を目安にするとよいでしょう。
また、成人課題は漢字部で漢字4〜5字程度、小中学生課題は漢字またはひらがな2〜3文字程度ですので、半紙の
枚数を基準にすれば、ともに約10枚と考えるとよいです。短時間集中して練習した中で、その日に書いた1番上手く
行った作品を毎回取って置きましょう。次回の反省にも使用できます。
中・上級編(ある程度習字に慣れた方)
Q 「日本習字」の昇段・昇級のしくみは?
A 財団法人 日本習字教育財団では、級位は成人部7級、小中学部10級から始まり、昇級するごとに数字が小さく
なって行き、最高は1級です。その後、段位へ移行し、準初段、初段、準二段、という具合に昇段し、最高段位は
八段です。また、成人部の六段以上と小中学部の八段は特設の会場で試験を受けます。一般的に、級位ではほぼ毎月
昇級する方もいらっしゃいますが、段位になってからは3〜6ヶ月に1回ぐらいの昇段ペースになる方が多いようです。
いかに辛抱して練習を積み重ねられるかが、重要ですね。
Q ITの時代になり、これからの習字文化の見通しは?
A 確かに、最近の日本にもパソコンや携帯電話が普及し、手軽にインターネットやメールを楽しむことができる便利な
時代になりましたね。それでも、人間味のある心のこもった「手書きの文字」には、機械から印刷される文字には無い
「温かさ」があると私は思います。ですので、しっかりした「筆文字」を書ける人は、今後すばらしい人材として、
重宝される時代が来るものと信じています。
Q 習字と書道のちがいは?
A 一般的には、区別しないこともありますが、強いて言えば、
習字は、「字を習う」すなわち、文字の・形・読み・意味 などを習うことなので、学習に近いと思います。
それに対し、書道は華道・茶道・剣道・柔道などと同じく、行く行くは仏教の教えを理解するものなので、
習字よりは芸術として追求するものが多いと思います。
※予想される質問について掲載しましたが、順次増強したいと思います。
上記以外の質問や相談については、メールや
電話(011−556−0510、090−9430−1053)でも受付いたします。
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